SPAJAM2018 本選を終えて #spajam


7/7~7/9のSPAJAM2018 本選に参加してきました。
家に帰ってきて、夕ご飯を食べて、一息つきながら書いています。
チーム名は「逆襲の餃子とビールと○○」
一応代表者してました。

なんか書いてたらすっげー長くなってしまったw

あと参考リンク
SPAJAM2018 本選出場チーム一覧
SPAJAM2018 結果発表(集合写真で目立ってます)
ITMedia mobile 24時間でアプリ開発「SPAJAM2018」開催 テーマは「モビリティ」
Social Game Info SPAJAMの記事一覧

COLONY(コロニー)箱根




会場のCOLONY(コロニー)箱根
いいところです。
携帯の電波が入りにくいのが難点です。
(ドコモさん、auさん、ソフトバンクさん、よろしくお願いします)



夜にはミヤマクワガタが飛んできたり
星空もきれいだったり。
温泉も施設内にあったりと素敵な研修所です。
ここで仕事してぇ!って思えます。

テーマ発表まで


で、部屋について、デザイン担当にまず最初に依頼したのが
「チームロゴを壁に描いて」
壁をホワイトボード代わりに使えるので壁に描いてもらいました。
いい出来です。俺満足。


さて、初日はアイデアソンからの開発開始でした。
テーマは漢字2文字で来ると予想していたのですが、「モビリティ」
え?
というのが正直な感想でした。

悩まされるテーマ~そして温泉はオアシスだった~


アイデアソンを終えて、開発開始。
23時過ぎに何を作るのか決まったんですが、それまでがなかなか大変でした。
まずは、用意していたものを生かせる案が出て来いない。
やりたいことが食い違う
まぁ、チーム組んだ時からどこかで意見が食い違うシーンがあるだろうなぁとは思っていたけど(想定内)
壁にいろいろ書けたのですが、一度リセット。
写真はリセット前のマインドマップ

そして、温泉でリフレッシュしに行きました。
そこでSPAJAMの醍醐味を味わいます。
参加者、関係者関係なく意見をかわす・・・
これ面白い。
SPAJAM本選に参加する価値の一つです。
関係者の中には当然スポンサーの方もいらっしゃいます。
必ずしもIT関係の方とは限りません。
そういった方も交えて、困っていることに関して意見を交わすのは刺激的です。
来年も本選に行くつもりでいますが、来年本選に参加された方はぜひ、温泉に人が多くいる時間帯に行って、体験してください。
アイデアに対して、鋭い意見をいただけるので、開発の参考になります。ホントマジで。

・課題解決型のエコドライブアプリ
・予選の発展型の端末の連携(流しそうめんとかやりたかった)

この2つの案で分かれていました。
これ、どちらもリスクがあるなと思っていました。
前者のエコドライブは類似アプリがすでにあること。
そのため、かなり斬新なアイデアがないと厳しいこと。
プレゼンできる自信がないこと(これは俺問題)
後者は予選の発展型なため、予選と同じことをやっていると判断される可能性があること。
課題解決型のチームと比較されると弱いと判断されえる可能性があること

自分がやりたいことは別として、どちらの方針で行くべきか・・・
温泉に行って、後者しかない!と決めることができました。

逆襲の餃子とビールと○○は動き出す!

で、部屋に戻ったら、エコドライブ押しのメンバーの方針が変わってました。
時間も考えて方針を変えてくれたメンバーに感謝!

内容としては、昔、そう中学生くらいの時に、授業中に手紙を書いてみんなで回して目的の人に届ける。
これは、気持ちの移動・・・気持ちのモビリティーではないか!?
という結論に達して決定。
そこから、チーム最年少、今回のチーム内MVPといえる加藤君がロフトに籠りイラストの準備に取り掛かります。
この辺でだいたい23:30くらいだったかな?

さすが絵を描きたくて仕方がないと言っていただけあって、出てきた絵に大満足!
アラフォーのおっさんたちは自分たちのペースで進め、休憩のタイミングも個々のタイミングでとりながら朝を迎えました・・・
ちなみに僕の作業
・作るものに合わせた効果恩を探す(あらかじめ目を付けておいた素材系のサイトをあさる)
・BGMを入れたいから作っておいた自作曲から選ぶ
・昔ABCで作ったmikanGoで作ったライブラリを事前にKotlinに変換してあって、その中の音関係の部分を今回に合わせて少し改修。
・プレゼン資料の用意(シーケンス図、構成図、スライド作成などなど)

プレゼン担当なので、開発ほとんどやってねー・・・

ちなみに今回の構成図
SPAにゃんを使いたかったので強引に入れてみましたw

まず、構成図上の男の子のスマホで手紙にしたい内容を選択
SPAにゃんと女の子のスマホで参加操作
男の子のスマホで送信!送り先は女の子。
SPAにゃんたちは届いた手紙を転送!
女の子のところに届くと女の子が返事を決め、返事が男のところに!
果たしてその結果は!?
というような内容です。
実際には性別を選択するので、女の子からも送信できます。
何かの課題を解決するわけではないのですが、昔懐かしの手紙渡しをラブレター限定で行う内容となっています。
学校卒業したらこんなこと、できないですし、ちょっとノスタルジックな感じで遊べたらいいなと。
同窓会とか、街コンとかそんなイベントで使ったら面白いかな?と考えています。
内容を変えればいろんなイベントでも使えるかな?
(どう使うか実は想像できてないんだけど)

実はこの方針にした時点で、賞をもらうのはかなり厳しいなぁと思っていました。
それは、先に挙げたリスクにより近い実装だったため。
しかし、ちゃんと動作するもとを作るには時間的に最良の手はこれしかないと思い、進めました。
(こんなこと、本番中に言えない・・・)
この時点で改めて会場を巻き込みまくることを決意。
プレゼンで、補うしか道はない!...と。

あみだの結果は俺の希望通りだった!

約2時間の仮眠をとり、朝ご飯を食べ、温泉でリフレッシュ!
クライアントとサーバー間の疎通もOKっぽかったので、プレゼン資料のレビューと練習できそうだなーと思いながら、勝手に作ったSPAJAMのテーマをアプリ用に変えようと、テラスで作業
・・・UTAUの歌詞の送り込みができねぇ・・・
・・・あ、MacOS版だけっぽいな・・・
どうしようかな・・・
と思ってたら、計画変更のお知らせが。
11:00までに手紙を回す側、受け取る側をKotlin実装にするかWeb実装に切り替えるかって判断をしようと話をしていて、30分、その判断を延長していました。
そのお知らせでした。
で、Web側の追加実装も開始


そして、プレゼンの順番決め・・・あみだに「ぎょうざ」と書いて順番発表
最後・・・トリ
「よっしゃ!これはチャンスだ!」

そして、トラブルへ・・・募るプレゼンへの不安

なんやかんややってるうちにAndroidアプリ側とのテスト
・・・あれ?手紙がすぐに届く?

まぁ、Web側もAndroud側も優秀な開発者だからなとかなるっしょ!
と余裕の俺w

で、なんやかんやで16時ぎりぎりにバグとり終了!
いやぁ、プレゼンの資料、まともにレビューしてないんだけどなぁ・・・
今思えば、これが割と致命的な要素の一つになったと思う

そして、プレゼンでやりたい放題

プレゼンレビューができていない不安
ほかのチームのプレゼンを見れば見るほど不安は募る・・・

「チーム宇宙平和」


・・・トークうますぎ!
後の夜の懇親会後に裏アイドルやっている方と知る。そりゃ、話すことに関しても場数こなしてるからうまいよね・・・
せっかくなので、YoutubeのチャンネルのURLを張っておこうw
https://www.youtube.com/channel/UCmGz4VCM6PJ91pjpFPq4ttA

このチーム、今回のスポンサーの関西電力さんが作るiinoで使うことも想定した、旅先で自動で写真を撮るアプリを発表していました。
(iinoについては後程紹介)
常時外側のカメラで撮影し、興奮して大声を出すとその時点の5秒前までの動画を保存、インカメで興奮している人を撮るというアプリ。
これ、面白いし、インカメの切り替えも早くてすごいなと。
写真を撮ることを意識しなくていいので、旅行なんかで回りを気にしなくてもいいのでいいなと思いました。

「卍(スワスティカ)」


ここ、結構強烈なものを作ってました。
審査員特別賞を受賞されています。
砂糖や塩間違えたりしますよね?
どこにあるかわからなくなることありますね?
それを解決するアプリ・・・というかガジェット。
調味料が動く!
笑える。
動く動画上げてくれないかなぁ・・・

結果発表後の懇親会で審査員の方に聞きましたが、逆襲の餃子とビールと○○とここのアプリはモビリティと言えるのか?
という意見が出たみたいです。
イロモノ扱い・・・かもしれないw

「まどや」


最優秀賞を受賞されています。
車いすで電車を利用するときの不便を解決するアプリ。
知らなかったんですが、車いすで電車を利用するとき、電話をして予約が必要になるとのこと。
通勤通学で使う場合はそれを毎日行う必要がある・・・と。
それを解決するために自動音声でしゃべらしたりしていました。
しゃべらせるさいにも適度な間を持たせたりと気遣いもできている。
よくできています。
さらに、様々な事情も調査し、考慮されています。
こりゃ、かなわないわけです。

「おなかすいた」


餃子とビールを奪われそうなチーム名ですw
優秀賞を受賞されていますね。
ジャンプすると景色が変わって写真が撮れる。
疑似的に海外旅行行って写真を撮る的なことができる。
ジャンプして景色が変わるってのを実現して写真撮れるの面白い!
これ、公開してくれないかなぁ。

「パーカーズ」


誰もパーカーを着ていないけどパーカーズだそうです。
地図でナビしてもらってもわからないことがあるから同じ行先の人について行ってしまえばいいじゃんというアプリ。
カメラを向けると前の人に行先が出る!
これも面白いなと思いました。が、前の人が行先間違えていたらどうするんだろう・・・?

「シリコンバーレー(旧温泉)行きたいチーム@React Native」


温泉来ちゃったからシリコンバーレーいきたいチーム@React Nativeに改名してましたw
優秀賞を受賞されています。
旅行で行った履歴から双六を作るアプリ。
発想がいいなぁと素直に思いました。
ちょっとやってみたいしw

「WD(ワールドドミネーション)」


上司や先輩から覚えられないくらいの依頼が来てもわかんねーよ!
ってなるから文字で残そうぜってアプリ。
ここも寸劇がちょっと面白かった。

「甘えん坊将軍Ⅱ」


アプリよりも記憶に残るチーム。
記録には残らないけど記憶に残る。
寸劇が面白い!
殿最高!

アプリ自体は会場では動かせないということで、寸劇と説明だけでしたが、九州代表で豪雨もあってそれをテーマにしていました。
・・・あれ?寸劇の記憶がすごすぎてアプリの内容をしっかり覚えていない・・・
確か、避難をサポートするアプリでした
(ゴメンナサイ、それくらい殿のインパクトが・・・)

「三度の飯より将棋好き」


歩きスマホをしなくてもSNSを利用できるアプリ。
手書き入力でポケットの中でもSNSにメッセージを送れると。
スパイとか探偵とかそんなのを思いついてしまったw

「TEAM OBCN」


車の中でスマホで音楽を聴くシーンでみんなのデバイスからプレイリストを作って再生するアプリ。
乗り越えないといけない課題(主に著作権)もあるようです。
類似アプリもあるような話も聞きましたが、この手のアプリは家族で出かけるときにあるとちょっといいかもしれない。

「PROPS」


災害地への食料品等の支援物資の量が場所により偏りがあるので、それを解決するアプリ。
足りない物資を物資が余剰しているところから移動したりするためにコミュニケーションが取れる。

こういった災害関係のアプリは実際に東海大震災が来て、避難所で生活を始めるような場面が来たら欲しくなるのかもしれないと思いました。

「逆襲の餃子とビールと○○」


Linked Inの村上さん(結果発表の前に帰っちゃったけど)もプレゼンの総評の時に「気持ちのモビリティ」を取り上げていただき、記録に残らないけど記憶に残るアプリになった気がします。

チームメンバーでのデモは問題なく手紙が届きました。
そして、予選同様、ほかのチームも審査員も巻き込んでのデモ
携帯の電波が弱い、みんなが集まってるのでWifiも不安定
そんな中実行!
順調に手紙が渡されていく・・・そして、手紙が消えた!?
リベンジは懇親会で!
ということでプレゼンを終了。
みんなを巻き込むのは質疑応答を削ってでもやりたかった。
これができないと、勝負できないと思っていたし、アプリの良さを伝えられないと考えていたため。
この辺、審査員に伝わっているかどうかはわからないけど「みんなで楽しむって大切じゃん!」
プレゼン担当としては譲れないところだったので、やり切った感が半端なかったです。
これもトラブルにも負けず、動作するようにしてくれたメンバーのおかげです。
この時は、最優秀賞は無理でも何か賞に届く可能性が出たかもしれない!と思っていました。

盛り上がる懇親会とそのあと

懇親会は、審査員の増井さんがDJやって、LinkdInの村上さんがノリノリで、それに続いて踊りだす人が出てきました。
まぁ、俺も加わったんですがw
そのあと、懇親会が終わって、温泉は入って会場に戻ってみるとなんかコンサートみたいなものが・・
あ、地下アイドルってあの人のことだったのかw
(地下アイドルがいるという話はどこからか聞こえていた)

コンサートも終わり、テラスで作曲の続きでもとやっていると、なんかブーンって音が・・・
ミヤマクワガタ登場!

そんなこんなで夜は終わりましたw

LTからの表彰式

LTは富士通の人がVTuberやったら次の人もVTuberやって、そこから逆襲の餃子3連発!
でもって審査員で前年度の最優秀賞の市川電産の市川さんも!
東海勢というか、静岡勢LT好きすぎ!

僕は、SPAJAMのテーマを流しつつ、コイモビのリベンジと、LINEスタンプの宣伝。
SPAJAMのテーマ、おいておくので、使いたい人は自由に使ってね!
ちなみに、ループできる仕様です。

あと、Lineスタンプはこちら
https://store.line.me/stickershop/product/1461831/ja

コイモビはとりあえず手紙がちゃんと届くところまではできた!
ただ、中継する人に何かメリットとかないと、いまいちだなぁ
総評で言われたとおりだなぁと実感。

最後に

まず、来年の参加について。
レギュレーションでチームには本選出場者は3名までとなっている為、逆襲の餃子とビールと○○はこのメンバーでの参加はこれで最後になります。
来年はどうするかはわかりませんが、リベンジはします!
ただ、それが餃子とビールなのかどうかはわかりません。
悔しいまま終われないですし。
それまで、課題解決のアイデア出しの練習しておかないとなー
仕事でやる課題解決とは使う脳みそ違いそうだし。
あと、ガジェット自体使うの苦手なのでその辺もできたらやっておきたいところ

悔しいことがもう一つ。
アプリを作る際に、見た目とかは注目されるんだけど、音楽って注目されにくいんだよなぁ・・・
アプリによっては音楽って雰囲気を作ったり、ユーザーの体験に大きな影響を与えると思うんだよね。

賞を頂けなかった原因
総評の際に、ひとひねりがあるといいという話があり、いくつかのチームの名前の中でうちのチームの名前も出していただいて、その中で、中継する人へのアプローチがないことへの指摘をいただきました。
リベンジした際に反応がいまいちだなと感じたのは、まさにそこだと思います。
実装はしていませんが、案は出ていました。それをプレゼンで伝えらえていなかったことも大きかった。
これは、実装がぎりぎりで資料のレビューが行えなかったことも影響していると思います。
課題解決型のアプリに比べて、共感を得られづらかったのかなと。
ここに太刀打ちするためには、アプリの完成度、プレゼンでの伝えたい内容を伝えきる力が重要になってきます。
それが十分ではなかったのだと思います。
ただ、気持ちのモビリティという方向性は、間違っていなかったと思っています。
・テーマから作るものを決めるまでに時間がかかりすぎた
・想定外の問題に対して対処する時間が足りなかった。それによりアプリのブラッシュアップができなかった。
・プレゼン資料に対するレビュー及びブラッシュアップができなかった。
この3点が大まかな要因かと思います。

最後に、SPAJAMを通して感じたこと。
いろんなアプリや人に会って、何らかの刺激を受け、考える時間が持てよかったなと。
今の仕事とやりたいこと(ただし今はぼんやり)のアンマッチを1年位前から感じていて、それを痛感しました。
まぁ、それより前は新しい事業でフレームワークを作って、好き勝手やってた反動もあるかもしれないけど。
現状はベターな環境。ベストとは思ってないんだよなぁ。
Facebookにも書いたんだけど、40歳になるんだけど40歳はターニングポイントと捉えています。
いろいろと考えいこう。
イベントへの参加もお金がかかるから家族に迷惑かけるよなぁなんて思ったりもしてるんだけど、参加したいイベントには行ったほうがいいんだよなぁ。
思い切ってやる時期なのかな?
あと、非常によくないと思っているのは、興味を持ちたいことにもてていないこと。
これはクリエーターとしては重要な問題なんだよね。
あと、起業にも興味がある。
地元のITコミュニティを盛り上げたい気持ちもある。
さて、来年の今頃の自分はどうなっているのかな?

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