WACsについて

WACsは日本IBMのMVCモデルのフレームワークです。
WACsは主にページクラス、業務クラス、ヘルパークラスの3つのクラスを用意してページを構成します。
データの受け渡しイメージは下図のようになります。



WACsGenerator

WACsGeneratorは画面定義、セッション定義を行う為のツールです。
このツールからJSPやクラスの雛形等が生成されます。

JSP

JSPはWACsGeneratorにより画面項目を取得する為のコードを元に作成します。

ページクラス

ページクラスはJSPの画面項目をJavaBeansとして扱う為のクラスです。
ページクラスはWACsGeneratorにより自動的に生成されます。

ヘルパークラス

ヘルパークラスは、ページクラス、セッションの情報を取得する為のクラスです。
このクラスもWACsGeneratorにより自動生成されます。
このクラスは画面項目とWACsGeneratorで設定されているセッションに対応するsetter/getterを持っています。

業務クラス

このクラスは実際の処理を行う為のクラスです。
WACsGeneratorにより自動生成されますが、処理を記述する必要があります。
このクラスでは、ヘルパークラスから必要な情報を取得、設定していきます。
WACsを使ったアプリケーション作成で一番手を加える部分になります。

遷移元と遷移先をつなぐ為には?

WACsでは、イベント(リンクのクリック等)が発生した際に遷移先に遷移する為のトランザクションがあります。
これは、WACsGeneratorで出力されるプロパティでトランザクションによる遷移先を決定し、業務クラスで遷移元と遷移先の情報を扱う形になります。
と、文章で書いても良くわからないと思うので下図を参照してください。