アスキー文字の挿入

エディターを作っていて「タブをキーからじゃなくて別の方法で・・・」「適当な長さで改行したい」!
と思うことがあります。そんなときにはアスキー文字を挿入します。
アスキーって?という質問はまぁ、おいといて(辞書で調べてね)早速本題にいきます。

RichEdit(Memoも可能)コンポーネントをフォームに張り付けてください。
ボタンで”改行”と”タブ”を作ってみましょう。

さて、Delphiでアスキー文字を入れるには#の後に0〜255の正数、または$00〜$ffを書きます。


RichEdit1.Lines.Add(#$09'これはタブ');


こうするだけでタブを挿入できます。
さて、先ほど用意したボタンのClickイベントに次のコードを入れましょう

アスキー文字の扱い例
procedure TForm1.Button1Click(Sender: TObject);
begin
RichEdit1.SelText:=#$09;		// タブボタンにはこれを挿入
end;

procedure TForm1.Button2Click(Sender: TObject);
begin
RichEdit1.SelText:=#$0d#$0a;	// 改行にはこれを挿入
end;
一応、リストを掲載しておきます
ASCII コード表 御文字のみ
コード文字説明
00 NU 空白
01 SH ヘッディング開始
02 SX テキスト開始
03 EX テキスト終了
04 ET 伝送終了
05 EQ 問い合わせ
06 AK 肯定応答
07 BL ベル
08 BS 後退
09 HT 水平タブ
0A LF 改行
0B VT 垂直タブ
0C FF 書式送り
0D CR 復帰
0E SO シフトアウト
0F SI シフトイン

ちなみに改行が#$0d#$0aとなっています。
改行は復帰と改行コードでできているらしいです。
本等で調べるとそう書いてあると思います(いつもながらいい加減)
ちなみに#$0dが復帰#$0aが改行です。